主催:お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「誕生から死までの人間発達科学」
人が生まれ、学び成長し、職を得て、伴侶と出会い、子をなし、育て、老いて死を迎える。これまで人間発達とは、子ども期、青年期、成人期などのライフステージを人間が段階的に移行し成長するという、いわば連鎖的なライフサイクルから考えられてきました。しかし、現代の日本社会はこの連鎖を見失いつつあります。親になりきれぬ親が子を虐待し、学業を終えて職に就かない若者は増加する一方です。これらの 現代的社会問題(乳幼児虐待、学力低下、少年犯罪、フリーター問題、中高年離婚、介護問題など)とは、私たちがライフステージのスムーズな移行につまずいてし